前回は主にハードディスクの処理について書きましたが、今回はSSDについて補足的に書きます。
ソフト的にデータ削除する場合にはハードディスクのときと変わりません。
補足するとすれば、SSDに対応した削除ソフトを使用するほうが良いと言ったくらいです。
詳しい説明は省きますがSSDはハードディスクに比べてデータの保持強度が弱いので無意味なデータで一度上書きするだけでもデータの削除は出来てしまいます。
気をつけないといけないのは物理的に破壊する場合です。
SSDは複数のメモリーチップから出来ています。
USBメモリーが何個も基盤にくっついていると思ってください。
そのためメモリーチップを全て完全に破壊しない限り一つでも破壊を免れればそのメモリチップに書き込まれていたデータは復元されてしまいます。
物理的な破壊ということであればSSDのほうがハードディスクよりも難しいと言えるでしょう。
これまで3回に渡ってパソコンの破棄、特にハードディスクやSSDののデータ消去について書いてきましたがどの方法で破棄するにしても中途半端な処理では復元されてしまいます。
自分で処理するのが難しい場合には、出来るだけ名前の知れているところで「データ消去証明書」をきちんと発行してくれる業者を選びましょう。
安いからなど安易に選ぶと自分の情報が抜き取られるといったことにもなりかねません。
HDDやSSDの破棄についてはくれぐれも手抜きをせず、慎重に行ってください。